2020年9月15日、KOEI TECMO GAMES CO., LTD.(コーエーテクモ)よりサービス開始したゲーム、三国志覇道。
本作を一言で表すと
時間をかけてのんびり楽しめるシミュレーション
です。
そこで今回、三国志覇道は
- どんなゲーム?
- 面白い所や魅力
- つまらない所
について、プレイ評価レビュー。
三国志覇道ってどんなゲーム?
三国志覇道は、「三国志」35周年を記念に開発された戦略シミュレーションゲームです。
信長の野望や大航海時代、Winning Post等、コーエー時代で人気だったゲームシリーズを世に出してきたプロデューサー、シブサワ・コウブランドにてスマホ用完全新作として登場したゲームとなります。
プレイヤーは三国志を舞台に一人の君主となり、拠点を強化しながら武将たちを集め、強力な部隊を作り資源や他のプレイヤーの拠点を攻撃し中華統一を目指していくこととなります。
拠点を強化し準備する
資源を確保したり、他のプレイヤーからの攻撃に備える為、内政で各施設を強化して準備していきます。
資源を作る製材所や石工所などはもちろんの事、城壁の強化、兵の補充、軍事兵器を開発して作ったりと準備を整えていきましょう。
内政は簡略的で施設を自由に配置していく、といったスマホストラテジーゲーにありがちな箱庭がない為、簡単操作でわかりやすく強化していくことができます。
準備ができたらいざ世界へ
準備ができたら、武将を編成し、いざ世界を舞台に資源の確保や他のプレイヤーとの戦闘をおこなっていきます。
しかし、序盤は他のプレイヤーとのレベル差があるのと、無闇に戦闘をかけて目をつけられたくない為、資源の確保が最優先。
採石場や鉱山、伐採所等に武将を派遣して資源を確保し、拠点を強化していきましょう。
資源も他のプレイヤーとの取り合い、よりレアな資源場になると戦闘になります。そこは賢く避けて、強くなったときに戦闘をかけるのが吉。
部隊を作り、有利な技能で戦う
三国志覇道では、プレイヤーレベルが上がるごとに編成枠や様々な機能が解放されていきます。
編成枠が解放されたら、より強い部隊を編成し戦いに備えましょう。
編成によって様々な技能や戦法連鎖率が発動され、強い部隊を作り上げる事ができますよ。
技能と戦法連鎖率は戦いに左右してきます。
誰をリーダーにして戦法を必ず発動させるのか?連鎖率があがるのか?どの技能で編成するのか?
また、武将には兵科があり
- 騎兵
- 歩兵
- 弓兵
の三種類に分けられ、騎兵や弓兵に強く、弓兵は歩兵に強く、歩兵は騎兵に強い、といった3すくみになっています。
この3すくみを応用して、他のプレイヤーの部隊を奇襲したり、あえてバランスよく部隊を作り持久戦に持ち込むといった作戦も可能。
戦略シミュレーションの醍醐味である「戦う前の戦略」が楽しめます。
また、バトルは目的地についたら自動で行われ、詳細等もなく簡素なバトル、武将のカットインが入るくらいなので、他のスマホ戦略シミュレーションアプリに比べたら退屈かもしれません。
武将を育成し強い部隊を作れ
強い部隊を作る為にも、集めた武将を育成するのはかかせません。
武将には
- 強化=レベルアップ
- グレード=ステータス上昇
- 将星=星アップ
の3つをメインに育成します。
将星のランクを上げると兵科のレベルを上げる事ができます。
将星は、武将と交流することで手に入る交友度を消費することでランクアップできるなど、一風変わった仕様です。
武将に武器や防具を装備させることも可能。
レベルとグレード、星を上げて最強の武将を作りあげましょう。
引き直しガチャが利用可能
三国志覇道では、ゲームスタートをして進めると引き直しガチャが利用可能となります。
何度も引き直しが可能で、自分の好きな武将を手に入れることができます。
注意したいのはUR武将が出ず、SSR武将2体となります。
三国志覇道の面白い所や魅力
戦う前に部隊を作る編成が魅力な所。
自動編成で、騎兵のみや攻撃重視といった方向性に合わせた編成がぱぱっと行えますが、自分で武将のスキルを確認して編成して練り上げていく楽しさがあります。
戦法連鎖率と技能が手動編成のポイント。
技能は同じ技能を持っている武将で編成すると、技能レベルが上がる仕組みになっていて、これにより金剛で防御重視の部隊や、攻撃速度で奇襲部隊等、目的に合わせた部隊が作成可能。
攻撃を受けると発動するものや、兵力50%以下で発動するもの等、幅広い技能から選択し部隊を完成させられます。
バトルは地味で詳細がないのでつまらないですが、バトル前で楽しむのが三国志覇道の特徴でしょう。
誰でも簡単操作でサクッと拠点強化
簡単操作で強化していけるのが魅力。
ストラテジーゲームなら箱庭風で、施設をいちいち建造していかないといけませんが、三国志覇道では建造がなく項目をタップしていくだけ。
プレイヤーレベルが上がれば、順に施設が増えていくので、煩わしさがありません。
施設の強化も簡単で、必要な資源を使って、後は待つだけ。
スキップできるアイテムを使えばサクサクと進められ、3分以内ならアイテム不要でスキップできます。
強化がメインとなりやすく、無課金でもコツコツ続けていける、のんびりまったり楽しめる戦略シミュレーションと言えます。
施設のレベルが上がると武将を任命させる事ができますが、こちらも一気に自動任命することができます。
SSR武将以上も任命されますが、編成に必要な時は、施設の一括解除で一度解除し、編成→任命すれば簡単にSSR武将以上を戦闘部隊に、施設はレア度の低い武将を任命させられます。
スマホに最適化されたUIで、やりやすさが三国志覇道の魅力と言えるでしょう。
魅力的な武将達
魅力的な武将達を育成するのも魅力の一つ。
他の三国志ゲーに比べて渋い、ちゃんと武将っぽいイラストになってて、ここはコーエー時代の経験が活きていると感じさせられます。
キャラクターイラストが渋いだけで、硬派なゲームのイメージがありますよね。
三国志覇道の惜しい所
ガチャが渋い、UR武将が手に入れにくいのが挙げられます。
SSR自体はURが入ったガチャなら14%、URが入っていないのが2~13%とまちまちですが、URが0.5%と渋く設定されています。
もっとも、SSRは非常に集めやすく、軽く数時間プレイするだけで10体ほどSSR武将が手に入りました。
正直SSRキャラだけで、全然戦えますし、当たりハズレがあるので、UR武将も種類が少ないため、そこまでUR武将を気にすることはないでしょう。
UR武将をゲットしてスタートしたい方は、ガチャが渋いと感じることでしょう。
今後UR武将が増えれば別ですが。
初心者バリア的なものがない
ストラテジーゲームにありがちな、スタートして数時間敵から攻撃を受けない、というバリアがありません。
プレイヤーレベル4以下までは、攻撃されないようになっていますが、4を超えると攻撃されるようになります。
休戦符というアイテムがあり、これを使用することで攻撃されなくなります。
ミッションの報酬などに入っているため、初心者はレベル4以上になって周りに強いプレイヤー(好戦的な)がいたら休戦符を使うのが無難です。
軍団に入らずにいると負ける
どの三国志系のゲームもそうですが、軍団に入らないと無所属は負けやすいです。
軍団のミッション等もあり、三国志覇道のゲーム性を100%楽しむ事もできません。
「無所属で俺は行く!」って人は、まあつまらないと感じるでしょう。
軍団機能が解除されたら、さっさと軍団に入って仲間を作るのが吉。
三国志覇道評価まとめ
三国志覇道を評価レビューしてきました。
面白い所や魅力
- 戦法連鎖率と技能で考える編成
- 誰でも簡単操作で拠点を強化
- 渋い魅力的な武将達
惜しい所
- UR武将の確率は渋い
- 初心者バリア的なものがない
- 軍団無所属だと本来のゲームが楽しめない
UIもシンプルでわかりやすく、技能で考える部隊編成が魅力な三国志戦略シミュレーションです。
これといって難しい機能がなく、初心者でもサクッと始めやすいとっつきやすさがポイント。
三国志真戦に比べて、地形変化の影響と武将相性により下剋上がないのと、戦略性よりも武将の育成が強いゲームでもあります。
課金が強いのはどのゲームでも当たり前ですが、無課金でもコツコツ続けていけば楽しめる作品かなと感じました。
気になったら一度遊んでみてはいかがでしょうか。
三國志 覇道
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